トルコアンティーク(ビンテージオヤ)のオヤスカーフ、いろいろ。

おすすめ度 | ★★★★★ |
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公開期間 | 2016/01/23~2017/04/06 |
情報区分 | ハンドメイド(オヤ, トルコ遺産) |
関連情報 | ギャラリー情報 |
関連リンク | http://shop.elma8.com |
その他情報 | |
情報コード |
トルコのオヤスカーフ、ビンテージオヤスカーフのご紹介です。
スカーフの縁に編まれた、かわいいレース刺しゅう。
実はそのスカーフの色、質、柄にも特徴があるのです。
スカーフ生地のメーカーごとに印(マーク)をご紹介します。
内容
トルコにはOYA(オヤ)と言う伝統文化が今もあります。
オヤとは大まかに言うとトルコのレース刺しゅうのことです。
オヤレース刺しゅうは布の端に縫い付けらます。
主に髪の毛を被うスカーフやテーブルクロスの縁に縫い付けます。
ここにご紹介するものはそのビンテージオヤのスカーフです。(約20-40年前のもの)
ビンテージものを区別する方法は、布に印刷されたマークを見ればわかります。
いわゆる、メーカーの印ですね。
ピンク色のオヤスカーフは裂けています。
「これは洗っちゃダメだよ」忠告されていましたが、やっぱり、
自分の手で洗わないと、なんだか気がすみません。
どーして破れてしまったのか?
それは生地が薄いからです。
ビンテージもののよいところは1番に生地です。
現在は化繊がたくさん混ざり、使い心地はいいものの、
完全コットン(オーガニック)はほとんどありません。だから貴重です。
次によい点は何と言ってもオヤ刺しゅうがきれいなことです。
どれを見てもすばらしいもの、よく編まれています。
オヤの歴史をご存知の方はお分かりですね。
現在、オヤ付きスカーフを頭に巻いている人はあまり見かけなくなりました。
田舎ではまだまだ見ることは可能ですが。
それは都会のひとにとってダサダサだから、好んでつける人はいなくなりました。
そのような理由から田舎に住む家庭から、街のビンテージショップにたくさん売られています。
家にあっても、必要がないそうです。
どこか、日本の着物のような存在でしょうか?
そのビンテージショップを覗くことが好きです。
わたしが厳選して買ってきましたオヤスカーフの写真をここに載せます。
全て1点ものです。
オヤスカーフの歴史は宮廷で生まれたと言われています。
市民の間に伝わり、お嫁入り道具として持たされていました。
約100枚ほど一つの家庭には眠っているそうです。
お嫁入り道具に母親が持たせる、このオヤスーフには心をこめて編まれたと、言われています。
嫁ぎ先で幸せを願う母の想いです。
お嫁さんが全て使うモノではなく、
親しいひとに贈りものとしても重宝されていました。
そのような意味を持つオヤ刺しゅうはていねいに、なおかつ想いがたくさん詰まっています。。
現在、編まれているオヤ作家さんも、もちろんとってもすばらしいことは言うまでもありませんが、
パターンがある程度決まっていて、ビンテージに比べるとおもしろ味に欠けます。
あらゆるデザイン、カラーバリエーション、、、
その一つひとつにため息が出るほどビンテージオヤはお見事です。
トルコ刺しゅうの編み方はそれぞれ、家庭ごとに違いがあります。
おばあちゃん→お母さん→娘に受け継がれていく文化です。
モチーフのほとんどはお花です。
トルコに咲くお花を見て彼女たちは編みます。
編み方は全て彼女たちの頭の中にあります。教材などありません。
ビンテージオヤと判断する、布屋の印(マーク)に目をやると、
オヤに夢中になって、気が付かなったおもしろいものをたくさん発見しました。
ここではそのマークをお楽しみください。
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